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最近、テレビの話題にも毎日のようにあがっている日韓問題。
その中でも今回は旭日旗(きょくじつき)をテーマにお届けします。
旭日旗が日本の軍国主義の過去を思い起こさせるとして競技会場への持ち込みを禁止するよう韓国が求めているのに対し、日本は政治的宣伝には当たらないと反論しているようです。
旭日旗については、理解していない方も少なくないのではないでしょうか。
今回は『韓国が旭日旗を問題視したのはいつから?批判は間違い?ダメな理由は?』をテーマにお届けします。
どうぞ最後までお付き合いください。
旭日旗問題が勃発
2019年9月に問題が「また」勃発しました。
2020東京パラリンピックに参加予定の各国・地域の国内パラリンピック委員会(NPC)を対象にした選手団長会議で、韓国の代表者が「メダルのデザインが旭日旗を連想させる」という趣旨の主張を展開し、大会組織委員会に対応を要請したとのことがわかりました。
韓国社会では旭日旗について「軍国主義の象徴」や「戦犯旗」との見方があります。
旭日旗に似たデザインも忌避される傾向があるのです。
今回はパラリンピックメダルでの問題でしたが、日韓問題で反日問題が生じるとどうしても旭日旗の話題があがってきます。
旭日旗問題はいつから?
韓国では約6年前から、旭日旗を使用する行為への批判が活発になりました。
そして、3年前には旭日旗をはじめとする「日本の帝国主義を象徴するもの」の製造、公共の場での使用を禁じた「旭日旗禁止法案」が審議されたそうです。
国会の会期切れで廃案にはなったようですが。。
そして、最近また「旭日旗狩り」が過熱しているのです。
旭日旗とは、朝日をデザインした旗のことです。
明治時代から第2次世界大戦まで旧日本軍の旗として使われていました。
今は自衛隊が日本の所属であることを示すために使っていますが、韓国や中国では「日本の軍国主義の象徴」と反発する声も多数あるようです。
しかし、そもそも旭日旗は日本の海軍旗ですが、現在も海上自衛隊が使用しており国際的にも認められています。
百歩譲って、「日本軍を連想させるものはすべて認めない」と主張するにしても、彼らが旭日旗を「軍国主義の象徴」などと言い出したのは、ここ数年が特に重くニュースに話題としてあがるようになりました。
2-3年前からなんて報道もありますが、実は、10年ほどの歴史もあるようなのです。
どんな批判があったのか?
旭日旗批判は、2006年のドラマで旭日柄の入った勲章が出てきた件や、2007年のアイドルが旭日旗の入ったシャツを着ていた件。
また、同じく2007年の「旭日旗」を掲げた自衛隊艦の仁川港への入港を批判する記事や抗議が出たことにしても、韓国国内で旭日旗が掲げられることへの批判でした。
その後、人気グループのBIGBANGのメンバーが日本帝国主義のシンボル「旭日昇天旗」を連想させる模様が入ったジャンパーを着てテレビ番組に出演し、「親日ファッション」をめぐる論争が巻き起こりました。
そして、サッカーアジア杯の際に韓国選手がシュートを決めた後、猿真似パフォーマンスを行った際の言い訳として「旭日旗が見えたから」と言い、話題になりました。
マッチポンプなのか?
マッチポンプという言葉があります。
自ら火をつけて煽っておきながら、自らその問題を鎮静化させて、自ら利益を得ることをいいます。
日韓関係が険悪になったのも、朝日新聞のマッチポンプ報道が大きな要因であるかもしれません。
例えば、韓国の日本大使館前でデモをする人たちに、「こんな旗がありますよ」・「日本軍国主義の象徴である旭日旗を使っている新聞社がありますよ」とご注進する新聞社があったらどうなるでしょうか。
「韓国社会に怒り/なぜ新聞社が…」なんていう一報を出して国際問題になれば韓国人の怒り(火)に油をさらに注ぐ行為と同じですよね。
旭日旗の批判は間違い?
韓国の「旭日旗狩り」は根本的に間違っていると指摘するジャーナリストも少なくありません。
なぜ韓国人は旭日旗にここまで感情的になるのか。
その典型的な理屈が「ナチス党旗ハーケンクロイツと同じ侵略の象徴」というものです。
アジアサッカー連盟も「人種や政治的信条による差別の禁止規定に違反」との理由で、問題を処分した案件も多いようです。
旭日旗批判は、韓国人にとって先祖達の行いをも批判・侮辱する行為だと知るべきなのかもしれません。
マケドニアのとばっちり
どうしても似ているように見える人もいるようですね。
これが日本の旭日旗です。
そして、下の旗がマケドニアの国旗です。
似てますか?
太陽の輝きをモチーフとした旭日旗には、世界中に類似したものがあります。
特に、国旗ではマケドニアが旭日旗によく似たデザインとして有名です。
特に、マケドニアは形も似ていることから、とばっちりを受けることがあるそうです。
2012年11月、サッカーの観客席の写真に写った「戦犯旗」が韓国ネットの一部で騒ぎになったことがあったそうです。
その時は、マケドニアのれっきとした国旗であったこともあり勘違いだと認めつつも「間違いであってもあまりいい気はしない」と、韓国人が漏らしていたようです。
なかなか、ブラックな冗談ですね。
しかしながら、とばっちりを受けないものもあります。
例えば、日本の朝日新聞社。
(https://bit.ly/2kqqaQU)
朝日新聞社がたたかれない理由の1つに、「日本の良識的な報道機関」というステータスが韓国であるからだそうです。
そうなると、マケドニアはかなりのとばっちりだったことが分かりますよね。
まとめ
・旭日旗が日本の軍国主義の過去を思い起こさせるとして、競技会場への持ち込みを禁止するよう韓国が求めているのに対し、日本は政治的宣伝には当たらないと反論している
・旭日旗の問題は10年ほど前から始まり、最近ではニュースなどの話題にあがることが増えている
・旭日旗批判は、韓国人にとって先祖たちの行いをも批判・侮辱する行為だと知るべきことでもある。
今回は少し固いテーマでお届けしました。
現在を生きる私たちにとって、過去の問題はどうあがいても変えることができるものではありません。
しかし、過去の事実を正しく理解し、同じことが繰り返されないようにすることはできます。
そのためにも「正しい知識・正しい理解」をし、何故意識をもって社会情勢をみるべきなのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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