相対的貧困とは?わかりやすく教えて欲しい!先進国での貧困問題とは?

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日本は、先進国の中で貧困率が高いそうです。

日本では「7人に1人」の子供が貧困だと言われています。

あまり実感がないかたも多いのではないでしょうか。

貧困というと、たびたび『相対的貧困』という言葉が話題になります。

さて、相対的貧困とは?

今回は「相対的貧困」についてです。

「相対的貧困」と「絶対的貧困」

貧困には「相対的貧困」と「絶対的貧困」の2種類があります。

1.「絶対的貧困」

必要最低限の生活水準を維持するための食糧・生活必需品を購入できる所得・消費水準に達していない絶対貧困者が、その国や地域の全人口に占める割合。
世界銀行では1日の所得が1.25米ドルを貧困ラインとしている。
絶対的貧困の基準は国や機関、時代によって異なる。
(https://goo.gl/cFRM3E)

生きていく上で、最低限必要な物が購入できない。

発展途上国で見られる傾向です。

こちらは、理解しやすいのではないでしょうか。

2.「相対的貧困」

ある国や地域の大多数よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率。
OECD(経済協力開発機構)では、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が全人口の中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困者としている。
相対的貧困率は、単純な購買力よりも国内の所得格差に注目する指標であるため、日本など比較的豊かな先進国でも高い割合が示される。
(https://goo.gl/hdkP5z)

ちょっと難しそうですが、簡単にいうと世帯の所得が、その国の全世帯の所得の中間値の半分に達していないことを意味します。

つまり、その国の生活水準に対し、適正な水準での生活を営むことが困難な状態のことです。

当たり前の範囲だと思われていることが、経済的な理由でできない状態ですね。

経済的な理由で高校へ進学できない等があたると思います。

絶対的貧困と相対的貧困の違い

わかりやすく、絶対的貧困と相対的貧困の違いを纏めておきましょう。

【絶対的貧困】

人として最低限の生活を維持することが困難な状態
・家や食べ物、水がない
・服や履物などもない

【相対的貧困】

その国の生活水準と比較した時に貧しい状態
・経済的な理由で塾や予備校などに行くことができない
・経済的な理由で部活などに参加できない

「経済的に」というキーワードが、相対的貧困を分かりやすくするのではないでしょうか。

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相対的貧困の問題点

子供へのダメージ

学校での行事へ参加できない、自分だけ塾へ通っていない。

周りでは当たり前のことが自分だけは違う。

場合によっては、子供にとって大きなダメージを与えてしまいます。

酷いときには、イジメに発展する場合もあります。

教育の問題

日本は、高学歴であるほど収入が高く、収入が高い家庭ほど子供は高学歴になりやすい国です。

貧困を抜け出すために、良い学歴を手に入れようとしても経済的な理由で進学ができない。

高いレベルの教育によって、高い知識や知恵を身につけることも確かです。

選択肢・可能性が広がり収入アップに繋がります。

経済的理由で教育を受けられないことも問題点と言えるでしょう。

格差の広がり

相対的貧困の状態が長ければ長いほど、格差は広がっていきます。

格差があまりに広がると、「自分も頑張れば!」なんてハングリー精神もかき消されていきます。

まとめ

・貧困には「相対的貧困」と「絶対的貧困」の2種類がある

・絶対的貧困は、人として最低限の生活を維持することが困難な状態であること

・相対的貧困は、その国の生活水準と比較した時に貧しい状態であること

・相対的貧困の問題点として、「子供へのダメージ、教育の問題、格差の広がり」があること

今回は、以上のことが分かりました。

もちろん、絶対的貧困のほうが深刻な問題だと思います。

日本人には想像もできない辛い状況もあるでしょう。

しかしながら、自国に起きている問題として「相対的貧困」について考えていきたいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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