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『水中毒』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、水を大量に飲むことで血液が薄まり『低ナトリウム血症』の状態になる症状のことです。
水中毒の原因や種類や治療について調べてみました。
水中毒の原因は?
水中毒の原因は「体内の血液が水で薄まる」ことです。
性別や年齢などにより差はありますが、人間の体は約50~70%が水分でできています。
猛暑やスポーツなどにより大量の汗をかいた時や下痢やおう吐などの時、人は本能的に水分を補おうとします。
このとき、『塩分』を摂取せずに水だけを急に摂取すると体内の「プラスとマイナスのイオン」、つまり電解質のバランスが崩れてしまいます。
これが水中毒になってしまう原因です。
水中毒の症状・種類
人は「1日に水1.5~2L」を摂取するのが理想とされていますが、過剰摂取すると次のような種類の症状が現れます。
・むくみ(浮腫)
・(軽い)疲労感
・嘔吐
・頭痛
・意識障害
さらに酷い症状ですと、
・脳浮腫
・肺浮腫
・痙攣(けいれん)
・心不全
・昏睡
を発症し、最悪の場合「死に至る」こともあります。
水中毒の治療法
まずは「水を飲み過ぎないようにする」、これが最大の治療法です。
腎機能に問題がなければ、基本的には水分制限のみで血清ナトリウム値が改善します。
重度の場合は「輸液」が必要となる場合もあります。
「輸液」とは、水分や電解質などを点滴静注により投与する治療法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
・水中毒の原因は?
・水中毒の症状・種類
・水中毒の治療法
以上をまとめてみました。
塩分を取ること忘れずに、皆様もお気をつけ下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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