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韓国の最高裁判所が日本企業に対し、元徴用工の韓国人に賠償するようにとの判決が2018年10月30日に出されました。
これに対し日本は、国際司法裁判所(ICJ)に提訴することも検討しているようです。
ところで、「徴用工」という言葉の読み方や意味はご存知でしょうか?
今回は、海外の反応なども含め徴用工問題を取り上げたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。
Contents
徴用工の読み方や意味は?
(https://bit.ly/2Pb2M7W)
まず読み方についてですが、徴用工は「ちょうようこう」と読みます。
各テレビ局等のニュースでも流れていますし、「そのまま」なんて思った方もいるのではないでしょうか。
徴用工の意味について調べてみると、
徴用:戦時などの非常時に、国家が国民を強制的に動員して、一定の仕事に就かせること、また、物品を強制的に取り立てること
(Wikipedia)
と、あります。
徴用工の「工」の字は、人や職を表現しているので「強制的に仕事をさせられた人」という意味になります。
今回の問題は、第二次世界大戦の時代に遡ります。
当時の日本は朝鮮を占領統治していましたが、それにより朝鮮人も日本の人民という考えのもと1944年9月から労務動員をしました。
戦争のために命令し兵士にすることを「徴兵」と言いますが、軍事産業への労務動員することを「徴用」すると言います。
このことにより、強制的に日本企業の労務に従事させられた人を徴用工と呼ぶようになりますが、詳しい資料はあまり残っていないようです。
捕虜とは「賃金が出るか出ないか」の違いがあり、企業や地域によっても差はありますが、賃金も支払われていたそうです。
問題になった経緯
日韓関係に大きな影響を与えかねない今回の問題。
要点を3つに纏めてみました。
①国民徴用令を朝鮮人へ
戦時中の人手不足のため、強制的に仕事をさせる国民徴用令。
1939年から第二次世界大戦の終わりまで行われましたが、1944年8月8日にそれまでは適用外としていた朝鮮人に対しても国民徴用令を適用しました。
その後、終戦時までの11ヶ月実施されました。
②朝鮮人に対して
国民徴用令が適用されていた期間、朝鮮人達がどう扱われてきたかは、次の2つに意見が分かれています。
1.日本人よりも高い給料で食事にも恵まれ好待遇だった
2.過酷な労働を強いられ、賃金も日本人の半分程度だった
③日韓請求権協定
1965年6月に韓国との国交を結ぶにあたり結ばれた条約です。
日本から無償で3億ドル、有償で2億ドルという経済協力という内容ですが、無償分だけで当時の韓国の国家予算に匹敵する巨額支援となりました。
無償協力の3億ドルに「強制動員被害補償問題解決のための資金」が含まれています。
このことを韓国も認めていますが、2012年に韓国の最高裁(大法院)が元徴用工の個人請求権は消滅していないと判断し、今回の問題が再浮上しました。
海外の反応は?
今回の問題は、原告4人に対し4,000万の賠償を命じています。
原告は全員高齢者なので、1人あたり1,000万は高いのでは?との見方もありました。
その他、海外ではどんな反応をしているのかを以下に纏めました。
・日韓の関係にヒビが入る恐れがある
・残念ながら「韓国は約束を守ることができない国家」という印象を持った
・韓国の気質を変えることはできない
・韓国はこの件をとことん利用すると思う
・日本から賠償金と謝罪を受け取ると直ぐに不十分だと言うだろう
・韓国の判決を耳にした時から、私は日本の味方だ
・これだけの時間が経った後に他国を不意打ちするのは不公平だ
・国際裁判所で判決を下して欲しい
・韓国の裁判所は法ではなく世論に従って判決を下す衆愚政治のような司法制度だ
・日本が過去の残虐行為に対する不完全な謝罪をする限り、韓国は日本に関することなら何でも被害者面できる
・日本は罪を認めて、賠償金を払うべき
海外の反応は色々とありましたが、日本を擁護する意見の方が多く見られました。
まとめ
・徴用工の読み方や意味は?
・問題になった経緯
・海外の反応は?
以上についてお届けしました。
日本政府がどのように対応していくのか。
今後の動向に注目したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。