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眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、午後のティータイムにお菓子と一緒に楽しむ紅茶など、カフェインが含まれている飲み物を、日頃から飲んでいる方も多いのではないでしょうか?
頭をスッキリしてくれる効果があるカフェインですが、利尿作用も気になる所です。
そこで今回は、カフェインの利尿作用がもたらすメリットやデメリット、カフェインの摂り過ぎで脱水症状になる恐れなど、カフェインについてご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
利尿作用のメリットとデメリット
コーヒーや紅茶などカフェインが含まれている飲み物や、ビールなどのアルコールを飲むと利尿作用が働きます。
利尿作用のメリットは、尿の量が増えて同時に尿の中には老廃物が含まれるので、身体の中が綺麗になるメリットが挙げられますし、体内の余分な水分も排出してくれるので、むくみの解消も期待できます。
ちなみに、利尿作用は血圧を下げる効果も期待できますので、医療現場では利尿作用を利用して様々な病気の改善に役立てています。
一方のデメリットとしては、尿の量が増えることでトイレに行く回数が増えること、尿から老廃物だけではなく必要な物も一緒に排泄される可能性があることが挙げられます。
また、水分を補給する目的で水分を摂取しても、水分補給に繋がらないこともあります。
トイレに行く回数が増えることで、体に入る水分量より排出される水分量が多くなり、その結果、体内の水分量が減少してしまいます。
さらには、夜中に何回もトイレに行くので寝不足にもなってしまいます。
利尿作用のメカニズム
ここでは、利尿作用のメカニズムについてご紹介します。
利尿作用とは腎臓が関係する作用で、腎臓へ送られる血流が増えることにより、尿が増加してトイレに行く回数が増えます。
ビールを飲むと飲んだ量以上に尿が出るのもこの作用の影響で、飲み過ぎると脱水症状になる恐れもあります。
また、カフェインを摂取すると、体に対して以下の作用があることでも知られています。
①脳への作用:脳へ刺激を与えて興奮状態を促進する
②血管への作用:血管を拡張することで血流の改善を促する
③腎臓への作用:腎臓への作用が最も利尿作用に関係する
脱水症状になる恐れは?
最後に、カフェインの摂り過ぎによる脱水症状についてご紹介します。
結論からいえば、必ずしも脱水症状になるとは言いきれません。
最初の項目でカフェインの摂取による利尿作用についてご紹介しました。
もちろん、カフェインを過剰に摂取してしまうと、カフェイン中毒になる可能性はあります。
しかし、とある研究によると、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは、コーヒーや紅茶の水分と一緒に尿として対外へ排出されます。
排出されるのは体内に不必要な水分なので、寝起きにコーヒーを飲んで利尿作用が働いたとしても脱水症状になる可能性は低いそうです。
カフェイン中毒が気になる方は、水などカフェインが含まれていない水分を摂取するのが無難です。
まとめ
・利尿作用には水分を排出するメリットがある一方、トイレの回数が増えるデメリットがある
・利尿作用はカフェインが腎臓に作用して、血流が増えてトイレに行く回数が増えるメカニズム
・カフェインと脱水症状の因果関係は確認できないが、摂り過ぎはカフェイン中毒の可能性もある
今回はカフェインの利尿作用の基礎知識、メリットやデメリット、脱水症状になる恐れについてご紹介しました。
カフェインの摂取にはメリットもあればデメリットもあります。
特に飲み会が増える時期などは、アルコールの過剰摂取で脱水症状にならない様に、日頃から注意したいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。