耳栓は耳に良くない?カビや外耳炎になる可能性も?騒音性難聴の予防法は?

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何かに集中したいとき、騒音がひどいときに、耳栓を使っている方も少なくないのではないでしょうか?

とある記事で、「長時間の使用では外耳炎や外耳道真菌症を起こすこともある」という情報がありました。

もし本当であれば、これは問題ですよね。

そこで今回は、『耳栓は耳に良くない?カビや外耳炎になる可能性も?騒音性難聴の予防法は?』をテーマにお届けします。

どうぞ最後までお付き合いください。

耳栓は耳に良くない?

耳栓は耳によくないのでしょうか?

耳栓を長時間使用していると、外耳炎や外耳道真菌症を起こす危険性はないとは言い切れないようです。

耳をふさぐことで耳の中がムレてしまい、耳にカビが生えてしまうというのです。

さらに、入浴後など耳の中に水が残っている状態で長時間使用すると、同様に中耳炎の危険性が高くなると言われています。

つまり、使う時間をしっかり決めて、ムレのないようにすれば大丈夫ということですよね。

さらに、綿棒でしっかり耳掃除をすることも、耳栓使用の重要なプロセスなのかもしれません。

ちなみに、一晩つけていても安心など長時間つけても大丈夫な商品も増えてきているので、時間が気になる方は、使用耐久時間も注目してみてください。

騒音性難聴とは?

騒音性難聴は、治療困難な疾患である一方、予防することは可能なのだそうです。

騒音性難聴は大きく分けて2種類あり、「①職業性難聴、②音響性難聴」があります。

この2つを詳しくみていきます。

職業性難聴

工事現場や騒音が大きい場所で、長時間働いている方も少なくありません。

私達のインフラ環境整備にはとても重要なお仕事になります。

そういう環境下で働くことによって、発症する難聴のことを「職業性難聴」といいます。

工事現場などゴーゴーと大きな音を立てているので、その場に数秒いても耳が痛くなる人もいるでしょう。

音響性難聴

音楽ライブやパチンコ屋さんなどで、大音量で音楽を聴いていた場合などになる難聴を「音響性難聴」と言います。

騒音性難聴

どちらの騒音も、鼓膜に異常をきたしてしまい、音がうまく感知できなくなってしまうことから、騒音性難聴と称されています。

長時間、繰り返し強大音を聞く生活習慣による難聴発症のリスクを下げることが、これらの難聴にならない予防策になりますが、仕事柄それができない方も少なくありませんよね。

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難聴の予防法は?

難聴の予防策として耳栓があるのですが、その他予防策はないのでしょうか?

まずは、騒音がある場所にいかないこと。

先ほど述べた通り、それができない仕事の方もいるので、うまく耳栓を使うなどして騒音をできる限り軽減させる方法もあります。

正しい付け方については、この後紹介します。

仕事柄、騒音の多い場所にいる方は、休息を挟んで騒音から離れることを心がける必要もあります。

そして何より、ストレス・疲労をためないことが重要です。

日本人の働きっぷりは欧米に比べると真面目であると称されますが、定期的な休息とリフレッシュも難聴の予防策になるのですね。

ちなみに、難聴の治療には薬物治療が中心となりますが、この薬の効果が難聴にかかって1-2週間以内だと効果があると言われています。

ですので、予防策として、早めに難聴になっていることに気づくことも重要な予防策の1つになります。

聞こえづらくなったら、まず耳鼻咽喉科へ行くことも1つの手段です。

耳栓の正しい付け方

耳栓には、いくつか種類があります。

種類により、遮断力が違うとされていますが、装着の仕方も方法が変わってきます。

スポンジタイプ

長時間つけていても、痛くならない使い捨て用の耳栓になります。

MRI検査などでも使用されることがありますよね。

水に弱いので防水効果はありません。

ですので、つける前には綿棒などでしっかり耳掃除をすることが重要です。

装着の仕方は以下の通りです。

1. スポンジをつぶして準備する。

2. 耳を上に引っ張り、素早く耳の奥まで挿入する。

ポイントは、空気を抜きながら小さくしていくと入れやすいです。

フランジタイプ

シリコンなどで作られていて、比較的柔らかい形状です。

騒音時間の短い作業に最適と言われています。

装着の仕方は以下の通りです。

1. 耳を上に引っ張り、素早く耳の奥まで挿入する。

2. 痛い場合は2番目のヒレまで挿入し痛みの調整をする。

シリコン粘土タイプ

ある程度の音は拾えるくらいの遮音性です。

入れるというよりは、耳に被せる方法をとります。

装着の仕方は以下の通りです。

1. 後頭部側の耳の縁に押しつける

2. 耳の穴の入り口を覆う

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耳栓の正しい取り外し方

耳栓の正しい取り外し方がしっかりあります。

入れているものを取り除くというよりは、傷つけないよう丁寧に取り外すイメージです。

密閉している状態から強く引っ張り抜くと、耳穴の肌や鼓膜を傷つける場合があります。

もしも、耳栓が抜けなくなったら、細いピンセットなどで鼓膜を傷つけないよう取り除いてみてください。

「鼓膜を傷つけない」というのがポイントです。

鼓膜を傷つけてしまうと、めまいや吐き気がしたり、耳鳴りがひどくなり、ひどい場合は難聴になります。

どうしても抜けない場合は、耳鼻咽喉科に行くのをオススメします。

まとめ

・耳栓の長時間の使用で耳の中がムレる、水が溜まっている状態で使用すると耳の病気になるリスクが高まる

・騒音性難聴には、職業性難聴と音響性難聴があり、仕事柄かかりやすい方も多い

・予防策として、耳栓を使用したり、騒音から定期的に離れたりして、ストレス・疲労をためないようにする

・耳栓は鼓膜を傷つけないよう丁寧に取り外す

「騒音」というと、健康・生活環境に著しく影響を及ぼすものです。

ですが、インフラ整備などで致し方なく生じる音である場合や、娯楽に伴う音も騒音という枠組みに含まれることもあります。

しかしどちらにしても、耳に良い環境ではありません。

なるべく遮音できる環境を作る一手として、耳栓というツールがありますが、正しく使うことで遮音に富むこともできるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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