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「富裕層」と聞くと、お金持ちだとイメージする方が多いと思います。
日本でも格差社会が広まり、ニュースでもよく聞く言葉ですよね。
さて、今回は富裕層について対義語や定義、意味、年収など調べてみました。
富裕層になる術も紹介しますよ!
どうぞ最後までお付き合いください。
Contents
富裕層の対義語は?
富裕層の対義語はズバリ「貧困層」です。
想像した通りの方もいたのではないでしょうか?
富裕層と貧困層の意味
富裕層と貧困層はどんな意味か見てみましょう。
【富裕層】(和英:wealthy class)
一定以上の比較的大きな経済力や購買力を有する個人・世帯【貧困層】(和英:poor class)
主に経済的な理由によって生活が苦しく、必要な最低限の暮らしもおぼつかない人たち
(https://bit.ly/38T4DE5)
「必要な最低限の暮らしもおぼつかない」という言葉にはインパクトを受けますね。
誰しもが貧困層にはなりたくない・・・。と、思っていることでしょう。
富裕層の定義
それでは、富裕層の定義や日本における富裕層の割合について紹介します。
富裕層の定義や日本の割合
日本国内では資産1億円以上、海外だと資産100万ドル以上の人のことを富裕層と呼ぶそうですが、やや曖昧なところがあり、調査会社によって基準が異なります。
今回は、東京都千代田区に本社を構える「株式会社野村総合研究所」の富裕層定義を紹介します。
野村総合研究所の「富裕層」定義
野村総合研究所(以下、野村総研)では「純金融資産保有額」の視点で階層定義をしています。
純金融資産保有額とは「預貯金・投資信託・株式・債券・年金保険・生命保険」などを、世帯保有している金融資産合計額から差しい引いた金額を指します。
「何を言っているのか分からない!」という方もいるかと思いますが、ご安心ください。
土地や建物などの不動産は含まず「簡単に現金化ができる財産」と理解すればよいでしょう。
野村総研では、5段階で定義しています。
①超富裕層・・・5億円以上
②富裕層・・・1億円以上5億円未満
③準富裕層・・・5千万円以上1億円未満
④アッパーマス層・・・3千万円以上5千万円未満
⑤マス層・・・3千万円未満
(https://bit.ly/2uzMw7h)
ご覧の通り、富裕層は3つに分かれていますね。
直ぐ換金ができる5千万円以上の財産があれば「お金持ち」、1億円以上の財産があれば「富裕層」という判断で良いでしょう。
日本の富裕層の割合
日本国内には、富裕層がどれほどいるのでしょうか?
野村総研が2017年の「階層別にみた保有資産規模と世帯数」をまとめています。
(https://bit.ly/2uzMw7h)
こちらの表をもとに割合を計算してみましょう(小数第三位を四捨五入)。
①超富裕層(世帯数:8.4万)・・・・・・0.16%
②富裕層(世帯数:118.3万)・・・・・・2.2%
③準富裕層(世帯数:322.2万)・・・・・6.0%
④アッパーマス層(世帯数:720.3万)・・13.41%
⑤マス層(世帯数:4203.1万)・・・・・ 78.24%
富裕層は全体の2.36%を占めていることが分かりますね。
富裕層の年収や資産額は?
富裕層の年収
富裕層の定義や割合は分かりましたが、どのくらいの年収なのでしょうか?
富裕層の定義を見てみると、年収額が富裕層の判断基準になっていないことが分かります。
口コミを見てみると、年収2千万円以上が富裕層という意見が多く見られます。
しかし、年収1千万円以上でも富裕層であると考える方も比較的多くいます。
ですので、富裕層の年収は「1千万円以上」という基準になるかと思います。
年収1千万円以上はどのくらいいるの?
年収1千万円以上というと、一般的なサラリーマンの倍ほどの年収です。
2017年の調査では、日本人で年収1千万円以上の方は「全体の4.5%」となっています。
ちなみに、年収1千万円の手取り額は750万円ほどになります。
日本の富裕層TOPの資産額
日本の富裕層TOPの方々の資産額はどのくらいなのでしょうか?
これも気になるところですね。
JAPAN Forbesに「日本長者番付 2019」がありましたので、TOP10を見てみましょう。
1位:柳井正(ファーストリテイリング) 総資産額:2兆7670億円
2位:孫正義(ソフトバンク) 総資産額:2兆6670億円
3位:滝崎武光(キーエンス) 総資産額:2兆670億円
4位:佐治信忠(サントリーホールディングス) 総資産額:1兆2000億円
5位:三木谷浩史(楽天) 総資産額:6670億円
6位:重田康光(光通信) 総資産額:6000億円
7位:高原慶一朗(ユニ・チャーム) 総資産額:5780億円
8位:森章(森トラスト) 総資産額:5220億円
9位:永守重信(日本電産) 総資産額:5000億円
10位:毒島秀行(三共パチンコ) 総資産額:4950億円
(https://bit.ly/2O8bDEV)
当たり前と言えば当たり前でしょうか。
ユニクロやGUを展開するファーストリテイリングを始め、ソフトバンクなど錚々たる企業のTOPが名を連ねていますね。
富裕層になるにはどうすればよいの?
ここまで見てみると「富裕層=お金持ち」というイメージは間違っていないようですね。
では、富裕層になるにはどうすれば良いのでしょうか?
準富裕層の職業は?
まず、富裕層予備軍である準富裕層について見てみましょう。
調べてみると準富裕層は、次のような仕事の方が多いことが分かりました。
・医師
・弁護士や司法書士などの士業
・中小企業の経営者
・大企業の役員
・自営業
準富裕層が資産を持っている理由の1つとして、「稼いだお金を使う時間がない」というのがあります。
もしかしたら自営業は時間があるようなイメージもありますが、確かに忙しそうな仕事の方が多いですね。
また、注目すべきは、準富裕層の中には「40代の主婦や40代の未上場企業会社員」は含まれていることです。
ご自身で子供の頃からお金を貯めて・・・。という場合もありますが、親からの資産相続のケースがほとんどです。
羨ましいと思う方もいることでしょう。
富裕層になるには?
当然ですが、富裕層になるためには稼がなくてはなりません。
年収400万円の一般的なサラリーマンが40年働いたとして、生涯に稼げる額は1億6千万円ほど。
税金や保険料なども引かれるので、どんなに節約しても1億円を貯めることは100%不可能と言っても良いでしょう。
つまり、何かアクションを起こさなければ富裕層の仲間入りをするのは難しいですね。
では、どんなアクションを起こせば良いのでしょうか?
起業やビジネス
JAPAN Forbesの「日本長者番付 2019」を見てみると、50位まで全員が会社を経営しています。
起業するのも1つの手です。
また、コンサルティングや代理営業、経営者向けのマーケティングのやり方伝授など、多方面にビジネス展開することも手です。
資産運用
「お金に働いてもらう」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
資産運用と聞くと、株や投資信託、不動産などを思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、富裕層が選ぶ資産運用は一般的には出回っていない「金融商品」が多く、大きく分けると次の3つの資産運用をしています。
①海外不動産
フィリピンやマレーシアといった東南アジアや、米国不動産も投資先として注目されています。
例えば、海外のホテル客室を購入すると宿泊料が収入として入ります。
また、旅行の際にはその部屋に泊まることも可能です。②私募ファンド
私募(しぼ)ファンドとは、50人未満の投資家限定で販売されるファンドです。
投資先は通常の公募ファンドと比較すると広範囲で、太陽光や風力といったクリーン発電事業やアメリカ上場企業のテクノロジー株などがあります。③絵画や時計・ワインなどへの投資
富裕層でなくてもコレクションしている方もいるのではないでしょうか。
絵画や時計、ワインや楽器、切手や車なども資産運用の対象になります。
10年後には倍以上の価値になっていることもあります。
富裕層は、これらのどれか1つを行っているのではなく、リスクヘッジも考えて分散投資をしています。
また、こうして見てみると、ある程度の資金がなくては成り立たないかと思います。
まとめ
・富裕層の対義語は「貧困層」
・富裕層の定義は曖昧だが資産1億円以上と判断
・日本の富裕層の割合は2.36%
・富裕層の年収は1千万円以上が基準
・日本の富裕層TOPは大企業の経営者が占めている
・富裕層になるには企業・資産運用が必要
以上のことが分かりました。
「お金が欲しい!富裕層になりたい!」という方もいると思います。
しかし、起業も投資もリスクがありますので、よく調べてからアクションを起こすことをオススメします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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