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「ルバーブ」という野菜をご存じですか?
あまり、聞きなれない名前かと思いますし、口にすることもあまりないかもしれません。
しかし、ルバーブについて調べてみると、妊娠中に食べてはいけないという情報が。
女性にとっては気になりますよね。
そこで、今回は『ルバーブを妊娠中に食べてはいけないのはなぜ?毒性があるから?』をテーマにお届けします。
どうぞ最後までお付き合いください。
ルバーブとは?
まずルバーブについて解説していきましょう。
ルバーブは「西洋ふき」と呼ばれていることもあって、見た目はふきに似た形状の野菜です。
タデ科ダイオウ属の多年草で、原産地はシベリア南部です。
色は赤や緑という綺麗な色味で、ふき同様、葉のついた茎の部分が食用となっています。
イギリスなどのヨーロッパ地方ではポピュラーな野菜として知られており、主にお菓子やジャムで食べられています。
最近では少しずつ日本でも認知されるようになっており、ルバーブを使ったレシピも見かけるようになってきました。
自家栽培をされている方も増えてきているんですよ!
ルバーブを妊娠中に食べてはいけないのはなぜ?
ルバーブはスイーツで楽しまれることが多く、ビタミン類やミネラル類が豊富に含まれている栄養価の高い優秀な食材です。
なぜ妊娠中に食べてはいけないかというと、ルバーブには子宮収縮を促進する作用があるからです。
ルバーブは漢方として使用されることもありますが、妊婦さんには処方を控えられることが多いです。
また、授乳中も母乳に成分が混ざってしまうと、乳児が下痢を起こすと言われており、出産後も食べないほうが良いでしょう。
これらの原因は、ルバーブに含まれている「センノシド」という成分です。
センノシドは下剤などの薬にも使用される成分ですので、妊娠中や授乳中には慎重になった方が良いでしょう。
ルバーブには毒性がある?
ルバーブの茎部分には効能がたくさんあるのですが、葉には濃度が高いシュウ酸やシュウ酸塩、アントラキノンなどの有毒物質を含んでいます。
生で摂取すると中毒症状によって、胃痛や下痢、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、欧米では誤って食べたことにより子供が死亡した症例も報告されています。
そのため、食品安全委員会から注意勧告が出されていますので、間違っても葉の部分は食べないようにしましょう。
ルバーブの栄養や効能は?
ルバーブは妊娠中や授乳中には食べない方がいいですが、ルバーブ自体は豊富な栄養素と効能が備わっている優れた食材です。
では、どのような栄養や効能があるのか紹介します。
【カリウム】
ルバーブに含まれているカリウムは、体内のナトリウムの濃度を一定に保ちます。
余分な水分を排出する働きがありますので、浮腫みの解消に大きな効能があります。
【カルシウム】
健康な骨や歯を作るためには欠かせないカルシウムもルバーブには含まれています。
特に成長期の子供や老人の方にオススメです。
カルシウムの体内吸収率を上げるにはビタミンDが大きく関係してきますので、両方の栄養を一緒に摂取すれば効能がアップしますよ!
【食物繊維】
ルバーブには食物繊維がたっぷり含まれていることも特長の一つです。
便秘の解消に大きな効能があり、また水分を含むと食物繊維のかさが増すので満腹感の維持にも効果があります。
便秘症の方やダイエット中の方にもオススメです!
ルバーブの食べ方
ルバーブは酸味が強いため、生で食べることに関してはあまり向いていません。
先ほども紹介しましたが、スイーツやジャムなど加工して食べることが多いです。
一般的にはジャムが多く、ルバーブに砂糖を加えて煮るだけでとろとろした状態に変化し簡単にジャムが作れます。
通常、ジャム作りにはペクチンを加えることが多いのですが、ルバーブ自体がペクチンを多く含んでいますのでわざわざ加える必要はありません。
ジャムにして煮詰めていくと色味がより強く鮮やかに出てきて、とても綺麗な見た目とルバーブの酸味に砂糖の甘味が加わることで食べやすくもなります!
ルバーブの酸味を活かして、スイーツだけではなくお肉料理などと合わせても相性が抜群なので非常に使い勝手の良いジャムですよ!
まとめ
・ルバーブはふきに似た形状の野菜で、色味は赤や緑である
・ヨーロッパ地方ではポピュラーな野菜で、主に葉のついた茎の部分を食べる
・子宮収縮を促進する作用と乳児が下痢を起こす可能性があるため、妊娠中と授乳中は食べない方がよい
・ルバーブの葉の部分には有害物質が含まれているので葉の部分は食べないようにする
・ルバーブにはカリウム・カルシウム・食物繊維が豊富に含まれている
・ルバーブは主にスイーツはジャムに用いられ、お肉料理とも相性が抜群
今回はルバーブについてご紹介してきました。
ルバーブ自体は大変優秀な野菜であることが分かりましたね!
しかし、妊娠中や授乳中は避けてもらいたいので、その期間を乗り越えたら是非食べてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。