国産植物肉バーガーはどこで食べれるの?味や値段は?評判も紹介!

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お肉を食べたいけど、脂質が気になる。

そんな方も少なくないのではないでしょうか。

欧米諸国を中心にヴィーガンやベジタリアンなどの菜食主義者が増えてきています。

日本でもヴィーガンやベジタリアンの方も増えてきていますよね。

そんな方への強い味方の「お肉のようなもの」があるのをご存知でしょうか?

味・食感・風味までも「本物のお肉」を目指す植物性代替肉スタートアップがいま密かなブームとなっています。

そこで今回は、『国産植物肉バーガーはどこで食べれるの?味や値段は?評判も紹介!』をテーマにお届けします。

どうぞ最後までお付き合いください。

植物肉バーガーとは?

「植物肉」を使ったハンバーガーがあります。

これは、米ビヨンド・ミート(正式社名はサベージ・リバー)と、サンフランシスコに本拠地を置くインポッシブル・フーズです。

今回はこの2つを紹介します。

ビヨンド・ミートとは?


(https://bit.ly/39jKQia)

エンドウ豆、緑豆、コメの組み合わせで、完全なタンパク質、肉の味と食感を再現し、霜降りに見立てた脂肪分はココナッツオイルとココアバターで、赤い色はビーツで再現しています。

お肉並みのタンパク質と栄養価もあります。

また、アレルギーの原因とされているGMO(遺伝子組み換え作物)やグルテン、大豆が含まれていません。

通常のお肉よりも心血管疾患のリスクを高める飽和脂肪が少ないため、大変ヘルシーなビヨンド・ミートです。

開発の経緯としては、「お肉を生み出すのに動物が必要なのか?」という疑問からだったそうです。

歴史的にも、人はお肉を食べることで脳のサイズは大きくなり、体力もつきました。

それに伴い先祖たちは狩猟を始め、農業も開発されました。

一方で、健康や環境、自然資源が損なわれているのも事実です。

人は新たに、癌や心臓病、糖尿病などに罹患するようになったのです。

これでは動物を殺めて食する意味がありません。

そこで、肉と同じ栄養成分のフェイク・ミートを生み出したのだそうです。

また、家畜の肉には、アミノ酸、脂質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素が含まれていますが、植物の世界にも同じ栄養素は存在します。

そこで、肉を構成する成分と同じ成分を植物から取り込み、肉と同じように設計したフェイク・ミートを生み出すことにしたのだそうです。

「家畜の飼育により環境がダメージを受けている状況が、フェイク・ミート開発に繋がった」とのことでした。

インポッシブル・フーズとは?


(https://bit.ly/2PY6Ln6)

主に大豆由来の材料を使用していて、肉を分子レベルで解析し、牛ひき肉のような匂い、味、触感などを再現しています。

大豆ヘモグロビンから取得したヘムを活用しているのが特徴です。

これにより、風味や香りをよりお肉に近づけることができるのだそうです。

またユダヤ教徒向けコーシャ認証、イスラム教徒向けハラール認証を受けていることも特徴です。

血から生まれたパティ

今までの代替肉はパサパサしたり、もっさりしたり、噛み応えがゴムのようだったり、うま味が感じられなかったり…。とイメージ的には良くありませんでした。

そこで開発されたのが「生肉のような代替肉」。

調理するとうま味があり、ジューシーで食感があるものが生み出されました。

インポッシブル・フーズが最初に目を付けた「ヘム」と呼ばれる分子の集まり(錯体)です。

ヘムは鉄の分子を中心とした錯体で、動物にも植物にも含まれているものだそうです。

ヘムとグロビンからできているのがヘモグロビンで、これが動物の血を赤く染め、あの独特の鉄っぽい生臭さの由来となっているそうです。

インポッシブル・フーズはダイズの根粒からヘムを採取し、「血」のような液体を作り上げることで、リアルな肉に近づいたと言われています。

どうして植物からお肉を?

肉食や畜産に関しては、さまざまな観点から多くの問題があがっています。

例えば、ハーバード大学の研究チームは「赤肉や加工肉の摂取量が増えると死亡リスクが高まる」との報告を発表している。

畜産業に関しては、排出される温室効果ガスが、交通機関から排出される量をすでに上回っています。

また、畜産業のため森林が伐採され、飼料として大量の穀物や水が必要との問題はすでに常識となっています。

こうした健康への影響や温暖化現象、気候変動や地球資源などに関する問題、動物愛護の観点も、動物肉から植物由来の肉に移行することで大きく改善へと向く姿勢が生み出されています。

植物肉(人工肉)は日本で食べれるの?

植物肉は、日本ではまだあまり馴染みがないですよね?

ベジタリアンやヴィーガンに対応したレストランや飲食店自体も、まだ少ないのが現状です。

スーパーなどで販売されている対応食品の種類もごくわずかです。

では、日本で食べられるのでしょうか?

調べてみると、日本上陸は今のところ未定のようです。

もう食べてみたくなっている方も少なからずいるのではないでしょうか?

いつ日本でビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズの製品を食べられる目処は、残念ながら立っていないようです。

ロイター通信によれば、早くて2019年中にも販売される予定だったビヨンド・ミートが、日本での販売計画を取りやめたとしています。

インポッシブル・フーズはというと、今のところアジア圏で進出しているのはシンガポールと香港のみで、日本上陸は未定だそうです。

今のところは、海外でゲットするしかないようです。

もしかすると、アメリカではコストコで販売されているので、日本のコストコで運が良ければ売っているかもしれません。

ちなみに通信販売を探してみたところ、Amazonではありませんでした。

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植物肉バーガーの味や値段は?


(https://bit.ly/37eRyUq)

アメリカのスーパーでのビヨンド・ミートの販売価格は、1パック2個入り(113g×2)が5.99ドルで売られているそうです。

実際に食べてみた方の感想がありました。

「筆者が米国在住期にビヨンドバーガーを食べた時の感想で恐縮ですが、「これ、肉じゃないの?」というのが最初の印象でした。

言われなければ「肉じゃない」と気づかない。

一人では正確な判断はできませんので、お肉が大好きな大阪出身NY在住の友人にも食べてもらい、その感想を聞いてみました。

ビヨンドバーガーを豪快にほうばり、もぐもぐを繰り返した彼の口から最初に出た言葉は「うん、肉やな。」でした。」
(https://bit.ly/39ggD3m)

インポッシブル・バーガーの値段は19ドル(約2,000円前後)と高めでした。

メニューには、「植物肉」で作ったハンバーガーであることは記載されていないそうです。

とある記者が食べてみた最初の印象は、ビヨンドバーガーよりも少し歯ごたえがあったそうです。

インポッシブル・バーガーもまた、ほぼ肉の味でより肉らしさを感じたそうです。

植物肉バーガーの口コミ・評判は?

Twitter上での評判を見てみると、やはり植物肉なのに「THE お肉」を感じている人が多い印象です。

食だけでなく、店内もよい雰囲気が出ているようですね。

両方を比較すると、インポッシブル・バーガーの方が少しだけあっさりしていて、肉のクセが強くないようです。

肉ではないのですが、肉のクセと言ってしまうほど、お肉に似ているのですね。

「今まで食べたベジバーガーに比べると、ダントツに本物のバーガーに近くて感動します」なんてコメントもありました。

お肉の味の要素が強いのはクオリティが高い証拠ですよね。

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「人工肉」健康的には?

タンパク源として、お肉を購入している方も多いですよね。

優秀なタンパク源であり、旨味もあるお肉は必須アミノ酸(タンパク質)も豊富です。

一方で、世界保健機関(WHO)がお肉を発がん性物質に指定し、心臓病や糖尿病のリスクを高めることも指摘されているのも事実です。

WHOは、ベーコンやソーセージなどの「加工肉」を癌との関連性が最も強いグループ1に、未加工の牛肉などの「赤肉」をひとつ下のグループ2と認定していました。

グループ1には加工肉の他に、タバコやアスベスト、プルトニウムなども含まれているようです。

加工肉や赤肉の発癌作用は、お肉を焼いた際に発生する発ガン性物質、PAH(多環芳香族炭化水素)に主に起因すると考えられていて、WHOは「毎日50gの加工肉を食べると、大腸ガンのリスクが18%上昇する」としています。

お肉は、その他、心疾患リスク増も指摘される加工肉の発がん性も指摘されています。

120万人を対象とした研究では、日常的に加工肉を食べることで心疾患リスクが最大42%高まるとも示されていました。

また、糖質の取りすぎというイメージの強い糖尿病についても、加工肉や赤肉の摂取によるリスク上昇が指摘されています。

ある研究では、赤肉を毎日食べることで、4年以内の糖尿病発症リスクが30%上昇するとも示されています。

では、お肉の代わりにビヨンド・ミートや、インポッシブル・バーガーを食べれば健康的なのでしょうか?

普通のお肉の代わりに人工肉を食べることは、様々な疾患のリスク低減に寄与する可能性があると言うことは言えますよね。

しかし、なんでも塩梅があります。

全てをビヨンド・ミートにかえることが良いかというとそうでもありません。

しっかりとたんぱく質や脂質を取る必要が人間にはあります。

牛肉とビヨンド・ミートのパティ1枚の栄養を比較してみました。

こうしてみると、ビヨンド・ミートパティのコレステロールは0mgですが、ナトリウムは牛肉パティの約5倍も含まれています。

ビヨンド・ミートパティの方が少しカロリーは低いですが、人工肉の方が健康的な食品だとは言い切れないようですね。

あくまで「お肉のようなもの」なので、毎日食べても良いとは限りません。

結局はジャンクフードなのかもしれません。

まとめ

・ビヨンド・ミートやインポッシブル・フーズのパティなど、豆などを使った植物肉がじわじわと人気があがってきている

・植物肉は現在日本では食べられず、海外で食べることができる

・インポッシブル・バーガーの値段は19ドル(約2000円前後)

・健康的な部分もあるが、お肉自体も摂取が必要

食べ物が豊富になっている昨今、糖尿病など成人病の数も増えてきています。

代替策として植物肉を選ぶことは良いことかもしれません。

ただの人気で終わることなく、日本上陸してくれることも期待したいですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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